『いえかるて』なら効率的な点検ができる
「いえかるて」で住まいの定期点検
定期点検の実施
長く安心して住み続けるには定期点検を
自動車に車検が必要なように、住宅も定期点検をすることが常識になりつつあります。
住まいは建ってからの時間経過に伴い、劣化が進み、不具合が出てきます。
このため、長く安心して住み続けるためには定期点検が欠かせません。
住宅の定期点検項目は、屋外、屋内および設備機器などに分類 され、その項目は多岐にわたります。
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屋外
基礎:ひび割れ、不同沈下
外壁:割れ、浮き、塗装の剥がれ、シーリングの劣化
屋根:割れ、瓦のずれ、重みによるそり返り
軒裏:剥がれ、腐食、シミ跡
バルコニー:破損
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屋内
床下:土台の腐朽、シロアリ被害
床 :軋み、傾き、床板の腐食
建具:戸当たりの隙間および開閉不良
設備:水漏れ、詰まり、ガス漏れ
定期点検に「いえかるて」があるとどうなるの?
通常の点検でも一通りの点検は可能です。しかし、「いえかるて」を利用することによってより正確に短時間で作業を行うことができる上、点検結果を次回の点検に活用することができます。
「 いえかるて」があれば!
断面図や仕上表の情報を利用し、目視点検により判明した劣化の原因の究明や、目に見えない場所の状況を推測できます。
予期される劣化の予防にもなります。
「 いえかるて」が不足していると…
定期点検だけでは劣化原因や目に見えない場所の状況は推測できません。
記録が不十分なために過去の結果と比較ができず、正確な状況が把握できません。
定期点検スケジュール
年数ごとに必須点検項目を設け、維持・管理を行います
入居から1年目、2年目、5年目、住宅の瑕疵担保期間が切れる10年目、それ以降は5年ごとに定期点検を行うことが多くなっています。年数ごとの必須項目の点検を行うとともに、点検後に住宅の維持・管理の計画を見直します。
<定期点検の例>
定期点検項目
住宅の定期点検項目は、屋外、屋内および設備機器などに分類され、その項目は多岐にわたります。
検査の観点 |
対象部位等 |
検査対象とする劣化事象等 |
検査方法 |
①構造耐力上の安全性に問題がある可能性が高いもの |
小屋組、柱・梁、床、土台・床組等の構造耐力上主要な部分 |
- 構造方式に応じ、木造にあっては蟻害・腐朽が、鉄骨造にあっては腐食が、鉄筋コンクリート造にあっては基礎において検査対象とする劣化事象等が生じている状態
- 著しい欠損や接合不良等が生じている状態
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目視、触診、打診、計測 |
床、壁、柱 |
- 6/1,000以上の傾斜が生じている状態(鉄筋コンクリート造その他これに類する構造を除く)
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計測 |
基礎 |
- コンクリートに幅0.5㎜以上のひび割れ又は深さ20㎜以上の欠損が生じている状態
- 鉄筋コンクリート造で鉄筋が腐食している可能性が高い状態(錆汁の発生)や腐食する可能性が高い状態(鉄筋の露出)
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目視、計測 |
② 雨漏り・水漏れが発生している、又は発生する可能性が高いもの |
外部 |
屋根、外壁 |
- 屋根葺き材や外壁材に雨漏りが生じる可能性が高い欠損やずれが生じている状態
- シーリング材や防水層に雨漏りが生じる可能性が高い破断・欠損が生じている状態
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目視 |
屋外に面したサッシ等 |
- 建具や建具まわりに雨漏りが生じる可能性が高い隙間や破損が生じている状態
- シーリング材や防水層に雨漏りが生じる可能性が高い破断・欠損が生じている状態
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目視 |
内部 |
小屋組、天井、内壁 |
- 雨漏り又は水漏れが生じている状態(雨漏り・漏水後を確認)
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目視 |
③設備配管に日常生活上支障のある劣化等が生じているもの |
給排水 |
給水管、給湯管 |
- 給水管の発錆による赤水が生じている状態
- 水漏れが生じている状態
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目視、触診(通水) |
排水管 |
- 排水管が詰まっている状態(排水の滞留を確認)
- 水漏れが生じている状態
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目視、触診(通水) |
換気 |
換気ダクト |
- 換気ダクトが脱落し、又は接続不良により、換気不良となっている状態
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目視 |
(例、一部の項目を掲載)